Quiz Touch Japan
top村山市特産品 ≫ ジュンサイ

村山市:ジュンサイ

ジュンサイ摘み_bジュンサイ摘み

村山市の富並地区に大谷地沼(おおやちぬま)通称「じゅんさい沼」があり江戸時代からじゅんさいが採れたと言われています。
この沼で採れるじゅんさいは全国でも数少ない天然もので、ヌル(寒天質)が非常に多くまた、大きくてもやわらかい特徴があります。

じゅんさいはスイレン科の水生多年草で、万葉集にも「ぬなわ」という夏の季語として登場し、飛鳥時代には既に食べられていたと言われています。食用となるのは「ヌル」といわれる透明な寒天質に覆われた若芽や若葉の部分です。

大谷地沼(じゅんさい沼)は、広さ約10ヘクタールで初夏の頃は深緑色のじゅんさいの葉で一面覆われます。この沼の水深は深いところで1.5メートル程度。6月上旬から8月下旬にかけて箱舟を操りながらじゅんさいの収穫がおこなわれます。畳一枚ほどの広さの箱舟に正座し、深く前かがみになりながら芽を摘み取っています。遠くから見ると一見のどかな風景に見えますが、実際はかなりの重労働です。

食物繊維とムチンと呼ばれるぬめり成分が、粘膜の強化・整腸作用・動脈硬化予防・疲労回復・血中コレステロール値低下・抗ガン作用・解熱・解毒・腫れを消すなどの効果があると言われています。

食べ方としては、酢の物、吸い物、みそ汁、スープなどが一般的です。
※ムチンのたんぱく質分解酵素は熱に弱いので、生のままか短時間の加熱に留めるようにしましょう。

所在地:山形県村山市新西

お問い合わせ:農林課
TEL:0237-55-2111
FAX:0237-55-3728